「愛媛県温泉郡 石井村史」昭和四十年五月一日発行からの抜粋

 石井村村史編纂委員会による、この「石井村史」は昭和四十年五月一日に発行された。発行所は石井公民館で印刷所は松山刑務所である。印刷所の住所が松山市春日町になっているのを見て、ふと昔を思い出した。当時の刑務所の住所だ。では、この本のなかに書かれた興味深い部分を抜粋してみることにしよう。

最初の数ページには写真が掲載されている。今、わたしがいるところの近くの天山橋の写真があるけれど、これを見るとほとんど現在とかわりはない。しかし、役場などはずいぶん違う。これらについてもあとで現在・過去の比較をしてみたい。




伝説

まずは、この石井村史に記述されている伝説から紹介してみよう。


神様のお投げになった石

このお話に登場するのは、女神様のお椿様、男神様の久米の八幡様である。この御二方の神が仲たがいせられて、おつき合いが円くいかなくなったという。

とうとう或る日のこと八幡様がお椿様目がけて大きな石をさし上げ、投げつけられたという。

これは大変なことだ。

しかし、八幡様の力が少し足りず、椿様まで届かず中間の越智部落に落下したという。

これは越智の人々はびっくりしたでしょうね。

では、その石はどうなったか。

その石は、今では三島神社の常夜灯の台石になっているそうです。

うーん、これはその台石を見に行かなくては。



久米の八幡様からお椿様までは、直線で三キロメートルあまり。

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