2026年8月25日火曜日

背の高い手水鉢を見ておもいだすことなど

 

山田芳裕作の『へうげもの』を再読していて、

ふと第百二十七席「夕方 MY BEST FRIEND」に登場させた「背の高い手水鉢」のことをきっかけに秀吉に語る主人公(古田織部)の場面等から、昔、古い家の隅にあった旧式のトイレットを思い浮べました。


形はこのようなものでなく、瀬戸物の水が張った鉢が子供心には大きな置き石の上に乗っかっており柄杓で水を汲んで手洗いをすませるようにしつけられました。


手水鉢の向うは垣根になっており、見えないところに井戸がありました。

このコマの吹き出しには「屈んで袴を汚すことのないよう……」とありましたが、子供の私にはちょうど横に縁側があってそこから手が届くので使い勝手はわるくなかったです。

この第百二十七席は、明国征服を目指し朝鮮出兵したが苦戦し苦悩する秀吉がタイトルにあるように「MY BEST FREND」とし、1598年3月に伏見の醍醐寺に植えられた700本の桜に囲まれ、女房衆1300余りに各3着の着物を揃え、天下に醍醐の花見を戦争の苦悩を忘れるかのように盛り上げていた。

この MY BEST FRIEND 主人公織部(おりべ)との茶席に、秀吉が信長との回想場面のなかでやりとりする会話でてくる。信長が「ダール・イ・レゼベール」と秀吉に語り、それを秀吉は「愛」と受けとる過去の席に出たシーン。


これはどうもポルトガル語のようで

    dar e recebe

と言っているようで、日本語にすれば

    授受

フランス語なら donner et recevoir 独語だと Geben und Empfargen

過去のシーンのコマでは 英語でギブ アンド テイクになってたような気がするが確かめてない。

でも 英語に訳すと、give and receive じゃないかな?

しかし、現代日本語のセリフで授受は聞き取りにくいようだし、受授と誤用するようなかんじもしてきた。セリフはむずかしい。

まあ、それを「愛」としたところがミソかもしれない。



2026年8月20日木曜日

いつもお世話になっている書店で入手

 

今日、市内のデパートの中にある書店にいくと売り切れの札が立っていた。有名作家の最新作などはたくさん棚に並んでいたのですが。


背の高い手水鉢を見ておもいだすことなど

  山田芳裕 作の『へうげもの』を再読していて、 ふと第百二十七席「夕方 MY BEST FRIEND」に登場させた「背の高い手水鉢」のことをきっかけに秀吉に語る主人公(古田織部)の場面等から、昔、古い家の隅にあった旧式のトイレットを思い浮べました。 形はこのようなものでなく、瀬...