2021年1月24日日曜日

日本語キーボードを英語配列にし、BackSpace の左もBackSpaceにして使う - Linuxの場合

 日本語キーボードの場合は、BackSpace キーの左には「縦棒・¥・下線キー」がある。

一般に Linux  でこの日本語配列のキーボードを英語 (US) 配列キーボードとして使うことはできるが、そのときはキーキャップの刻印された文字ではなく、入力される文字は US キーボード配列とみなされたときの文字がインプットされる。特に記号は JIS と US で異なる。

しかし、US 配列になじんでしまっていると 日本語配列キーボードも英語キーボードのつもりでつかっていることが多い。

このとき、たいていは BackSpaceの左のキーが無反応になってしまう。それでも別にかまわないのだが、US keyboard はちょっと Backspace が左にながくなっていてキーふたつを占領している。(縦棒、¥ は、英語キーでは「む」キー、下線は Shift +「ほ」なので問題はない)

Linux の コマンド、 xev と xmodmap を組み合わせて、「縦棒・¥・下線キー」に BackSpace 機能をもたせてしまって英語キーのように、BackSpace を広げて使うことができる。


(1)   BackSpace のキーコードを確認する。

$ xev 

xev を起動して、BackSpaceを押すと、3行目につぎのように表示される。

state 0x10, keycord 22 (keysym 0xff08,  BackSpace), same-screen YES

(2)   次に「縦棒・¥・下線キー」のキーコードを確認する。

3行目につぎのように表示される。

state 0x10, keycode 132 (keysym 0x0, NoSymbol), same-screen YES

(3) xmodmap を使って、「縦棒・¥・下線キー」のキーコードをBackSpaceにする。

$ xmodmap  -e  "keycode 132=BackSpace"

これで日本語キーボードを英語キーボードとして使うときの無駄打ちがすこしなくなるかも。


ただ、リブートするとこの設定は消えてしまうので、

xmodmap   -pke  >~/.Xmodmap

などとして保存することができる。

そのあと、

.xinitrc  に

xmodmap  .Xmodmap 

など。

 個人的には、めんどうだけど、あまり一般的でない設定をやったときは、

それは、システムの環境におぼえこませず、

毎回、自分でおなじことをコマンドで打つスタイルが好みです。

$ xmodmap   -e   "keycode 132=BackSpace"

時々、打ち間違えたりすると、それもいいです。人間のくせがわかるので。自分は人間なんだなと。苦笑  マシンではないと。








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