日本語キーボードの場合は、BackSpace キーの左には「縦棒・¥・下線キー」がある。
一般に Linux でこの日本語配列のキーボードを英語 (US) 配列キーボードとして使うことはできるが、そのときはキーキャップの刻印された文字ではなく、入力される文字は US キーボード配列とみなされたときの文字がインプットされる。特に記号は JIS と US で異なる。
しかし、US 配列になじんでしまっていると 日本語配列キーボードも英語キーボードのつもりでつかっていることが多い。
このとき、たいていは BackSpaceの左のキーが無反応になってしまう。それでも別にかまわないのだが、US keyboard はちょっと Backspace が左にながくなっていてキーふたつを占領している。(縦棒、¥ は、英語キーでは「む」キー、下線は Shift +「ほ」なので問題はない)
Linux の コマンド、 xev と xmodmap を組み合わせて、「縦棒・¥・下線キー」に BackSpace 機能をもたせてしまって英語キーのように、BackSpace を広げて使うことができる。
(1) BackSpace のキーコードを確認する。
$ xev
xev を起動して、BackSpaceを押すと、3行目につぎのように表示される。
state 0x10, keycord 22 (keysym 0xff08, BackSpace), same-screen YES
(2) 次に「縦棒・¥・下線キー」のキーコードを確認する。
3行目につぎのように表示される。
state 0x10, keycode 132 (keysym 0x0, NoSymbol), same-screen YES
(3) xmodmap を使って、「縦棒・¥・下線キー」のキーコードをBackSpaceにする。
$ xmodmap -e "keycode 132=BackSpace"
これで日本語キーボードを英語キーボードとして使うときの無駄打ちがすこしなくなるかも。
ただ、リブートするとこの設定は消えてしまうので、
xmodmap -pke >~/.Xmodmap
などとして保存することができる。
そのあと、
.xinitrc に
xmodmap .Xmodmap
など。
個人的には、めんどうだけど、あまり一般的でない設定をやったときは、
それは、システムの環境におぼえこませず、
毎回、自分でおなじことをコマンドで打つスタイルが好みです。
$ xmodmap -e "keycode 132=BackSpace"
時々、打ち間違えたりすると、それもいいです。人間のくせがわかるので。自分は人間なんだなと。苦笑 マシンではないと。
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