マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようになるというので、
申し込みをしたが、来年3月からのこと。
さて、
来年3月頃はどうなっているでしょうか?
ふだん仕事は、コンピューターですることが多い。まあ今は世界中でそうだろうけど。
いまも、月末締め切りの原稿をワードで書いているところだ。
これはワード形式での提出を指定されているので、ワードで書いている。
ワードは、OneDrive に自動保存するという便利な機能があるが、わたしはこれがどうも性にあわなくて off にしている。そもそもクラウドに保存してしばらくたってどこに消えたかわからなくなるものもあったりして、自分の責任なんだけど、やっぱり手元にないとデジタルでも不安になる。
そこで自動保存を オフ にして、ローカルドライブへ手動でときどき保存している。
が、昼飯を食べているときに、あれ、保存してなかったなぁー、まあいいか。
と思ったが、ちょっと気になり2階のコンピューターに向かって、ワードの保存をしてから昼食にもどった。
で、昼食後、しばらくするとピンポンが鳴った!
宅配もないはずなので何だろうかと画面を見ると制服の男性が手になにか説明書のようなものをもって立っている。
玄関をあけて話しを聞くと停電のお知らせだった!
あの電柱の……と指差して、変圧器が劣化しているので取り替えます、とのことだった。
いや、
そうか、もしかするとこのあたり一帯で不安定な傾向がモニターにでてたのかもしれない。
いや、食事中に気になりコンピューターにもどったのは、もしかすると
超能力だったのかもしれない。
Windows 10 のスクリーンショット・ツールにある
Snip & Sketch
定規のメニューはあるのだけど、なかなかこの定規の使い方がわからなかった。
ちょっとした、コツがいる。
マウスのスクロールを、回してやると定規が回転する。
定規にポインタを移動させ、実際に、上とか下とかに回すと定規も回転する。
支点を決めて、ポインタを回して角度をえらべばよい。
WHO の 記事「天然痘ワクチン」についてを読んだ。
ジェンナーと種痘のことをだいたいは覚えていても、その世界で初めて成功したワクチンが1796年だったというのはぼーっと生きてきたせいかぼやけてた。
そうか、1796年だったか。
この間から読んでいたヴォルテールの『哲学書簡』1734年発行の原題: ` LETTERS PHILOSOPHIQUES' の 第11信に「種痘について」があって、この新型コロナ COVID-19 のワクチンが話題になっている最中なのでじっくりと読ませてもらった。翻訳はすごくわかりやすかった。
ヴォルテールは、むずかしいことを面白いたとえ話を挿入しながら読者を惹きつけるのがとても上手だ、それはニュートンやデカルトの微分や幾何学の話しで十分に堪能できた。それはまた別の機会にして、種痘のはなし。
で、この第11信は、ヨーロッパのキリスト教の国々では、イギリス人は頭が変だ、という導入で種痘の話がはじまる。
ちょっと頭が変だと言われたイギリス人はそれに反論している箇所を、引用する。
「 ほか の ヨーロッパ 人 は 臆病 で、 ひとで なし だ。 臆病 だ という のは、 自分 の 子ども に ほんの 少し だけ 痛い 思い をさ せる のを 恐れる から。 ひとで なし だ という のは、 自分 の 子ども が いつか 天然痘 に かかっ て 死ぬ かも しれ ない のに、 子ども を その 病気 の 危険 に さらし て いる から だ」
ヴォルテール. 哲学書簡 (光文社古典新訳文庫) (Kindle Locations 896-899). 光文社. Kindle Edition.
ヴォルテールによると、イギリス人で天然痘をわが子に植えつけた最初の有名人はウォートレー・モンタギュー夫人(1689 - 1762)でこのエピソードでは、夫の大使とともにコンスタンチノープルにいたとき、そこでわが子に天然痘を植えつけるという異教徒の習俗にしたがった実験を行ない成功したという。
この異教徒の習俗は、コーカサス地方ではじまったらしいが、ヴォルテールはアラブ人からかもしれないとも書いている。
いや、なかなか生後半年の子どもの腕に傷をつけて、そこにほかの子どもの膿を植えつけるという行為は大胆で勇気がいることだが、そこから種痘がはじまったということは人類の危機が目の前に迫っていたからこそやったことだろう。
冒頭のWHOの記事にある専門用語:
Variola Virus 天然痘ウイルス
Inoculation 接種
上の Inoculation のところに、コーカサス、中国、アラブなどでの接種の歴史がくわしい。
庭のこの葉っぱに住みついてるバッタ達。 上の2つの写真の翌日のこと、なんと二組がおんぶして登場