2020年12月30日水曜日

2020のしめくくりにダーウィン研究書を読み考えた

 印刷物は社会や文化のなかでの生き物のようだ。寿命が短いものがあって、

すぐ絶版になり絶滅してしまう。

古書をさがして読み、想像していた発見があると喜びがわいてくる。

ダーウィンについては多くの研究者によって研究書がでている。

自然淘汰という言葉はだれでも知っていても、ダーウィンという英国の紳士階級ではあるが、一流とまではいかない一族のなかで育ち、これだけ有名になったにもかかわらず、ダーウィンの情熱の原点というか出発点が、奴隷制への反発にあったことはあまり理解されていない。

ビーグル号航海中に、艦長が奴隷は現状に満足しているというのに対して、

奴隷本人が本心を言うわけないでしょう!と食ってかかったことなど

ダーウィンの怒りが爆発したことがあった事実を知り、

ダーウィンとリンカーンがまったく同時代(= 1809年2月12日生まれ)ということに気が付くと、いろいろなことの意味を考えてしまった。



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