猪八戒の名でよばれるが、観音さまにいただいた名前は豬悟能だった。
その法名に、もうひとつ八戒と名前をつけたのは三蔵であった。
そのわけは、次の通り。
豬悟能が三蔵のおともをすることになり、これまで五葷・三厭を断ちなまぐさものを食べていなかったが、精進明けをしたいと三蔵に願うと、
「それはならぬ、五葷・三厭を口にしなかったというなら、もうひとつ八戒という名をやろう」
ということになったからが、そのわけである。
五葷については、「葷菜」などを参照してください。仏教と道教では異なるものもあるが、臭いのつよい植物。三厭は、鳥獣魚など動物すべて。
0 件のコメント:
コメントを投稿