数十年ぶりに山田風太郎を電子版で読んでいると何度もカラムシ頭巾なる言葉がでてくる。しかも難読漢字で、このSKKの辞書では変換できない。
SKK辞書では「苧麻」となるのだが、風太郎は苧麻を「苧屑」と書いてカラムシとふりがなを振ってある。
手元にある岩波漢語辞典では、「苧」の項に解説があった。
【意味】1. 草の名。からむし。「苧麻」 2. お。麻・からむしの皮の繊維から作った糸。なわ。
素材はなんとなく想像できたが、どんな形をした頭巾かな?
もういまはカラムシ頭巾を売っているところはないだろうが、そういや頭巾、日本の頭巾をドラマで見るのは時代劇でもごく一部になってしまったような気がするのと、遠い記憶でどっかで身近なひと(女)がなにか被っていたようなあやふやなイメージがあるんだけど、記憶の間違いでしょう。
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