ティマイオスの 18E でソクラテスは、結婚を取り結ぶときのことを述べている。
…… 籤を使うことで、素質が悪い男と善い男が、それぞれ同類の女性とだけ結びつくようにするためだが、誰と誰が結びつくかは運によると考えるので、そのことで、彼らが敵意を持つということはない、と。
『プラトン ティマイオス クリティアス』岸見一郎訳、白澤社発行より
『ティマイオス』は、岩波のプラトン全集12の日本語訳が高価な中古本しかなくぜひ文庫本を出してほしい。英訳もいくつか読みかけたが、やはり日本語の訳がもっとほしい。プラトンの時代のギリシア語を学習する時間がない人のためにもと、素人なりにおもった。
この書き出しはともかく、宇宙論になるとかなり深く、心がひかれる。
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