ニュース、報道の内容が増えてしまいコロナ色に染まってしまった。
こんなふうな日本語の使い方は、このましくないと思うけど、
日本語って、ちょっとその文脈のなかに異色のあるいは専門的な用語をまぜると
なんだか、文全体がすごいことを言ってるような感がわいてくる。
「東京アラート」もそうだったけど、
「幾何級数的」とは恐れ入った。
ふつうの人は、きかすうれつ?きか?きゅうすう??
きゅうすう?って何だったけ?
え、「級数」、なおわかんないよ。
さらにそのまえのきかってなによ。
え、「幾何」、昔、教室でいちばん嫌いなことだったけど。
という反応になってしまいました。
いまちょうど『初等幾何学作図問題』(1951年) をやってるんだけど、この本はむちゃくちゃ難しいけどなんか、そのむちゃくちゃなところが、えっ、ええっ…… ああ、そうなのか?なんかだまされたような……という不思議な本だ。
内容を目次風に書くと、
- 作図可能問題
- 作図不能問題
- 円周の等分問題
- e 及び π の超越性
- 雑問題
これを139ページに圧縮しているのだけど、最後の雑問題も含めてなかなかチャレンジャー心を刺激する。
ここまで書いてからちょっと時間がたったが、もう一言、しろうととして追加する。
知事の言葉から、「数学」を連想しただろう。グラフのイメージも。さらにはこのモーニングショーにでているコメンテイターの表現などつぎつぎと2倍になっていくなどの言葉からは、
中学でならった「関数」という言葉も連想する。2次関数とか放物線、双曲線がこの感染者数のグラフをあらわすのかな?とか。
ただ、数学の専門家だと
ーー 「関数」や「数列と級数」
は、数学の「解析」に属しているものだと言うだろう。
おそらく、「級数」よりは「関数」の方がふつうの人にはわかるというか、わかった気になるんだろうとおもう。関数のなんとか曲線やグラフとか。
そこを「幾何」+「級数」+「的」と表現したところに、かなり解析学にこだわった専門家の姿がかいま見えたような気がするのですが。わかりません。
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