2025年12月4日木曜日

江戸時代の金の勘定は4進法で

 『耳嚢』巻之一の目録に「盲人かたり事致す事」と題する雑談がある。

耳嚢(上) 全3冊

黄 261-1

岩波文庫

根岸鎮衛著

長谷川強校注

1991年1月16日第1刷発行

1991年2月25日第2刷発行



この話は、江戸時代のお金で「弐百疋(ひき)」という金子(きんす)を

手紙に入れ封をしてあったはず、ところが、それがなくなった。

このことを書いた今風に言えば、武士のブログにあるエピソード。

さて弐百疋とは幾ら?

それを勘定するには、「造幣局のこの図がわかりやすい」

江戸時代のお金のしくみ



1両 = 4分 = 16朱 = 4000文            (4000 = 250 × 16)




















上の両、分、朱、文の換算式に加えて  1疋 = 10文 を知れば、

弐百疋  =  2000文は、半両(金2分)とわかる。

二分金1枚を手紙に同封するだろうか?
























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